当院の理念OUR PHILOSOPHY当院の理念

当事者ご本人の社会生活の連続性を保ち、
“リカバリー”
(個々人が希望する生き方・すごし方を達成すること)
に向けて、
ケアラー(ご家族など)と
スタッフが協力しあいます

Person centered care
ご本人の生活・価値意識に寄り添います

私たちは、ご本人自らが営む生活に合わせ、それぞれの方の価値観に重きを置く地域支援を目指します。

Family support 
家族・支援者を支えます

私たちは、ご本人の回復を願うケアラー(無償の支援を提供する人)の方々の声をしっかりと受け止めて参ります。

Co-production
共同して創造します

ご本人、支援者と対等な相互関係をもとにして、共にリカバリーの道を創造的に立案していきます。
そして何より、ご本人が自分自身への最大の支援者となることを目指します。

四つ葉クローバーへの思いTHOUGHTS ON A FOUR-LEAF CLOVER四つ葉クローバーへの思い

四つ葉クローバーへの思い

鶴舞こころのクリニックのシンボルマーク、四つ葉のクローバーは幸福を呼び込むという優しイメージがあります。 アメリカでは「名声」「富」「満ち足りた愛」「健康」という花言葉を持ち、これを手に入れると、ひとは幸せになれるという意味が込められています。

クローバーの花言葉については諸説ある中で、アメリカの四つ葉のクローバーの花言葉は、「Be Mine」(私のものになって、私を想ってください)。四つ葉の葉の、一枚はFame(名声)、一枚はWealth(富)、一枚はFaithful Lover(満ち足りた愛)、そして一枚はGlorious Health(素晴らしい健康)と、それぞれの葉に願いがかけられ、四枚そろってTrueLove(真実の愛)を表しています。

生活臨床ではかつて統合失調症の再発には各々固有の価値観が揺さぶられることが再発につながるとの知見がもたらされ、俗的にイロ(結婚)、カネ(富)、メイヨ(名声)、ケンコウ(健康)の4つの要素があると指摘していました。この価値観に基づく支援が統合失調症の再発を優位に減少させることが、半世紀前からの本邦の実践で明らかになっています。
人が幸福を求めて探求する、一人一人が抱く価値観の実現を支援することが、疾病・障害があっても大事な観点と考えています。そして、この実現こそがリカバリーにつながるものだと考えます。

院長からのメッセージMESSAGE FROM THE DIRECTOR院長からのメッセージ

院長 渡邊 貴博院長 渡邉 貴博

「精神障害になったら希望が見いだせない…」多くの精神疾患が24歳までに50%以上発症しているといわれ、若年期に最も健康を阻害する因子です。発達障害、虐待体験も含む育ちの課題とトラウマ、人種・性などのマイノリティ―の苦悩、「生きにくさ」を抱えることなく、一緒に考えていくことができたらと思います。

長年にわたり、ひきこもりの支援を続けられていた鶴舞メンタルクリニック篠田先生の診療、また医療法人八事の森が取り組んできた路上生活者をはじめとする生活困窮に至る障害を抱えた人々の診療を継承し、これからも困難を抱え、支援の手から遠ざかっている方々に治療や支援を可能な限り届けて参ります。

一方で私たちは体制も十分とはいえず、時間としても限られていますし、様々至らない側面を抱えています。だからこそ、ご本人やケアラーの方々、そして地域の医療・介護・保健機関の専門家のみなさんとの緊密な連携、コ・プロダクションを通じて、地域の方々から信頼される精神科クリニック、在宅チームを目指して参ります。

院長経歴

院長経歴

1975年生まれ 岐阜県出身。2001年に岐阜大学医学部卒業。
みどり病院・南生協病院にて内科一般・神経内科・救急の研修。
その後、みさと協立病院(埼玉)、代々木病院(東京)、吉田病院(奈良)にて精神科研修を経て、2009年よりみどり病院(岐阜)で精神科を立ち上げる。
2014年に名古屋の路上生活者精神保健調査に携わったことを機に、杉浦医院で精神科を開設。アウトリーチに取り組む。
2019年6月より鶴舞こころのクリニック院長となる。

資格

精神保健指定医/日本精神神経学会専門医・指導医/日本医師会認定産業医

医師紹介DOCTOR PROFILE医師紹介

  • 三浦 英樹
    1986年名古屋大学医学部卒業。
    一宮市立市民病院で研修後、名古屋大学精神科に入局。
    名古屋大学附属病院精神科助手(医局長)を経て2001年より名古屋少年鑑別所医務棟医師。
    鶴舞メンタルクリニック時代から当院非常勤医師を兼務している。