『穏やかな日々を目指して』
訪問看護ステーションカルムつるまいの「カルム」という言葉は、フランス語で「穏やかな」という意味を表します。
訪問看護で出会った患者さんが話された「贅沢でなくてもいいから穏やかな生活が一番だな。」という想いに共感し、名付けました。
「穏やかな日々」の大切さと、それがとても難しいことであることを再確認し、看護師として大事なことを気が付かせてくださった言葉です。長らく病を持ち、解決しない困難を抱えながら、イライラする毎日を過ごされていた中で「贅沢じゃなくてもいい、穏やかなのが一番だな。」と話された言葉にヒントを得て、私たち看護師は、困難を抱える患者さんに寄り添い、個々の『想い』を尊重し、生活の中に「穏やかな日々」を感じていただけるよう寄り添う存在になれるよう、努力していきたいと思います。
「穏やかな日々」を過ごしていくためには、精神障がいを抱えながら過ごしてきた人生の苦悩やトラウマ、逆境をのりこえてきたあゆみ、そして人生を豊かにするリカバリーの道筋を、お手伝いできる存在でありたいと考えています。
そんな想いで、訪問看護カルムつるまいを開設いたしました。
2022.10.1 角谷有紀子